mustは中学校で習う基本的な助動詞の1つです。
ここでしっかりと理解してしまいましょう!
まずはmustの復習から!
mustには過去形ってあるんですか?
生徒
今日はmustの過去形について、見ていこう。
mustの過去形の解説に入る前に、mustにはどのような用法があったのかを復習しておきましょう。
mustには大きく分けて2つの意味があります。
- 〜しなければならない
- 〜に違いない
どちらも重要なmustの用法です。
詳しく見ていきましょう。
mustの用法① 「〜しなければならない」
mustには「〜しなければならない」という意味があります。
日本語でも「〜をマストでする」のように使われますよね。
「彼は仕事を今日終わらせなければならない。」
mustは助動詞なので、直後に動詞の原形を置きます。
must finishで「終わらせなければならない」ですね!
「 今すぐ自分の部屋を掃除しなさい。」
ちなみにYou mustはもちろん「あなたは〜しなければならない」となるのですが、これは命令文と言い換え可能です。
「 今すぐ自分の部屋を掃除しなさい。」
「この部屋では走ってはいけません。」
また、mustをmustn’tと否定にすることで、「〜してはいけない」というように禁止の意味にすることが可能です。
このmustn’t、注意スすべきはその発音です。mustn’tなのでそのままマストゥントゥのように読んでしまいそうですが、正しくはマスントゥです。
中にあるtは黙字で、発音しません。注意しましょう!
「この部屋では走ってはいけません。」
否定文は、否定の命令文と書き換え可能です。
mustの用法② 「〜に違いない」
mustには「〜に違いない」の意味もあります。
よくmust be…の形になります。
「彼は先生に違いない。」
「そのウォーキングが全て終わったら、君はお腹が空いているに違いない。」
cited from Oxford Advanced Learner's Dictionary
must be…を見たら、まず「〜に違いない」を疑いましょう。
「冗談でしょう!」
これは会話でよく使われる表現なので、ぜひ覚えておきましょう。
mustの過去形は無い!?
それをこれから説明していこう。
それでは本題のmustの過去形について解説していきたいのですが、実はmustには過去形がありません。
ただし、それに代わる表現があるので、それを見ていきましょう!
「〜しなければならなかった」 had to…
mustには「〜しなければならい」という用法がありましたが、その過去を表したい場合はhad to…を用います。
実はmustの同意表現にhave to…というのがあるんです。
≒You have to stay at home today
「今日は君は家にいなければならない。」
なので、このhave toを過去にしてhad toにすれば「〜しなければならなかった」を表すことが出来るのです。
「私は彼を待たなければならなかった。」
mustの過去形はありませんが、その同意表現のhave toの過去形を使うことで、「〜しなければならなかった」を表現出来るのです。
「〜した/だったに違いない」 must have 過去分詞
mustには「〜に違いない」を意味する用法があると学びましたね。
その過去「〜だったに違いない」はmustの後ろに原形でなく、have + 過去分詞を続けることで表すことが可能です。
「君は以前、僕に会ったに違いない。」
must have 過去分詞で「〜した/だったに違いない」なので、must have metなら「会ったに違いない」となりますね。
「恐れ入りますが彼女は不在です。すでに彼女は出てしまいました。」
cited from Oxford Advanced Learner's Dictionary
最後に・・・
mustの過去形については理解できましたか?
・mustには過去形はない
・「〜しなければならなかった」はhad to…で表す
・「〜した/だったに違いない」はmust have 過去分詞で表す
の3つが今日のポイントです!
復習も定期的に、しっかりしておきましょう!