willとcanを比較していきながら、助動詞の理解を深めていきましょう!
生徒
先生
今日はcanとwillの違いを考えてみよう!
もくじ
willとcanってそもそも何だっけ?
willとcanは中学校で習う基本的な助動詞ですよね。
まずはwillとcanの基本的な意味を確認していきましょう。
will: 未来を表す表現
willは未来を表す表現の一つです。
例えば、
「彼女は明日テニスをする予定だ。」
またwillは意志を表すことも出来ます。
「すぐに宿題をやるよ」
そこから転じて、Will you…?の形で依頼(〜してくれませんか?)を表すことも出来ます。
「あなたは〜する意志がありますか?」と考えれば納得できますね。
「ちょっと手伝ってくれる?」
can: 可能を表す表現
canは可能を表します。
「僕はテニスをすることが出来る。」
そこから転じて、Can you…?の形で依頼(〜してくれませんか?)を表すことも出来ます。
日本語でも「〜出来ますか」で依頼を表しますよね。
「ちょっと手伝ってくれる?」
Will you…?とCan you…?の違い
では、Will you…?とCan you…?は同じ意味なのでしょうか?
結論から言うと、Will you…?とCan you…?は同じと考えてほとんど問題ありません。
依頼を意味するWill you…?で表すことは、ほとんどの場合Can you…?で置き換え可能です。
ただし。成り立ちを考えれば分かるように、若干の意味の違いが現れることがあります。
Will you…?のwillはもともと「意志」なので、「〜してくれる気持ちがあなたにはありますか?」のようなニュアンスが含まれることがありますし、
Can you…?のcanは「可能」なので、「〜出来ますか?」のようなニュアンスが含まれる場合もあります。
文脈によりますが、そもそもCan you…?は「〜することは出来ますか?」と単純に相手の能力を聞いている場合があります。
そういうことを踏まえても、基本的にWill you…?とCan you…?は同じ意味と考えていいです。
生徒
先生
同じと考えて問題ないと思うよ!
高校や大学入試、英語系の資格試験で問われることも無いと言っていいからね!
生徒
You will can do it.
じゃないんですか?
生徒
先生
実は助動詞は一つの文に・・・
willとcanって一緒に使えるの?
結論から言うと、willとcanは同時に使うことは出来ません。
というのも、助動詞は一つの文(正確には、節)に一つしか置けないからです。
しかし、「〜できるだろう」のように、未来と可能を同時に表したいときってありますよね。
そういうときは、canの同意表現、be able toを使えばいいんです。
will be able to: 「〜できるだろう」
…will canというのは助動詞が2つになってしまっているので、文法的に誤りです。
なので、canの方をその同意表現のbe able toに置き換えてあげれば解決ができます。
「来学期にその授業は取れるようになります。」
上の会話で出てきた「君ならすぐに出来るよ」ですが、これは未来でかつ可能なので、
「君ならすぐに出来るよ」
でもいいのですが、
「君なら出来るよ」
でも表すことが出来ます。
助動詞は一つしか使えないので、canの方をbe able toに変えればいいんですね!
生徒
先生
will be able to…しっかり使えるようにしようね!