助動詞willは英語でもとってもよく使われる単語です。
この記事をしっかり読んで、助動詞willを徹底的に理解していきましょう!
先生
未来形のやつですよね!
よく覚えているね!
教えてください!
まずはwillの基本イメージから見ていこう!
助動詞willの基本イメージ
助動詞willの用法を細かく見ていく前に、willの基本イメージを理解しておきましょう。
まずはこの文を読んでみてください。
「ジョンは強い意志を持っている。」
冠詞のaが付いていることからも分かるように、このwillは助動詞ではなく名詞です。
willには名詞もあり、「意志」を意味します。
助動詞willの基本イメージは「意志」です。
よくwillは未来と覚えている人がいますが、もともとは意志です。
意志があるということは、未来にその行動をするということになるので、willが未来を表すようになったと考えましょう。
わかりました!
じゃあ、助動詞willを細かく見ていこう!
助動詞willの3つの用法
助動詞のwillには大きく分けると、3つの用法があります。
- 未来
- 話し手の推量
- 傾向・習性
一番よく使われるのは未来の用法です。
ただし、話しての推量や傾向・習性もしっかり抑えるようにしておきましょう。
一つ一つ細かく見ていきましょう!
willの用法①: 未来
英語を学んだ人ならほとんどの人が知っていると思いますが、willには未来の用法があります。
<未来> I will play soccer tomorrow.
上記のように、動詞の前に助動詞willを置くことで、未来を表すことが可能です。
ただし、この未来の用法ですが、実は更に細かく2つに分けることが可能なんです。
例えば、以下の2つの文を見比べてみてください。
- I will play soccer tomorrow.
- I will be 20 tomorrow.
どちらも未来を表していることには代わりをありません。
しかし、意志という観点から見てみると、1は意志があると言えますが、2は意志があるとは言えません。
2の「20歳になる」というのは、意志とは関係なく生じる未来ですよね。
1のように、意志に基づいた未来は意志未来といい、2のようなシンプルな未来表現を単純未来といいます。
意志未来
意志が含まれる未来を意志未来といいます。
いくつかの例文を見ていきながら、慣れていきましょう。
「明日は英語を5時間勉強する。」
「明日5時間英語を勉強する」意志があるということですね。
「すぐに部屋を掃除するよ。」
これも、部屋を掃除する意志があるので、意志未来と言えますね。
ちなみにvery soonは「すぐに」と訳しておけばよいです。
日本語では「とてもすぐに」とは言えませんが、英語ではvery soonと言えます。
veryの意味をどうしても出したかったら、「今すぐ」と意訳できますね。
単純未来
willは意志とは関係なく、単純な未来を表すことも可能です。
例文を見ていきましょう。
「明日は雨が降る。」
「雨が降る」のは意志とは関係ないことなので、これは単純な未来です。
「 来年、私は成人します。」
「成人する」未来も意志とは関係なくやってくるので、これも単純未来だと判断できます。
意志がある未来とそうでない未来ということですね!
ところで、こんな英文は訳せるかな?
The door won’t open.
あといくつか、よく使われるwillの用法を見ておこう!
won’t: 強い拒絶
助動詞willは否定文で強い拒絶を表すことが可能です。
「どうしても〜しない」と訳します。
「そのドアはどうしても開かない。」
「エンジンがどうしてもかからない。」
Will you…?: 依頼
また、疑問文にしてWill you…?とすることで、依頼を表すことが可能です。
「私に英語を教えてくれる?」
またこれはCan you…?とも言い換え可能です。
合わせて覚えておきましょう。
理解できたかな?
He will be a lawyer.
「彼は弁護士になるつもり。」ですか?
正しくは・・・
willの用法②: 話し手の推量
willは話し手の推量を表すことが出来ます。
例えば
He will be a lawyer.
これはこの文を話している(書いている)人が「彼は弁護士になるだろう」と推量しているのです。
主語が1人称のときは「意志」を表すことが出来ましたが、そうでないときは意志を表すことは出来ません。
単純未来(彼は弁護士になる予定だ。)か推量(彼は弁護士になるだろう。)という意味になります。
「彼は弁護士になるだろう。」
例文をいくつか見ておきましょう。
「ハロルドはもうその駅にいるだろう。」
単なる推量なので、未来である必要はありません。
nowとともに使うことが出来ます。
willの用法③: 傾向・習性
あまり見かけませんが、willには傾向や習性を表す用法もあります。
always, often, usuallyなどの頻度を表す語句とともによく使われます。
ますは例文を見てみましょう。
「事故は起こるものだ。」
この「事故(accidents)」はtheが付いていないことから分かるように、ある特定の事故ではなく、一般的な「事故」を指しています。
「いつだって事故は起こるものだよね」というようなイメージです。
最後に: willの意味は分かりましたか?
willの用法について見てきました。
あくまで基本イメージは「意志」です。
この記事を何度も読み返して、willは完璧にしましょう!