先生
まずは説明を読んで理解し(Input)、例文を日本語に和訳して知識を定着させ(Output)、最後に知識がちゃんと定着しているかどうかを確認します(Check)。
Input → Output → Checkの流れで進んでいきます。
この記事をしっかり読んで、コロンとセミコロンを完璧にしましょう!
コロン( : )とは
まずはコロンから学んでいきましょう!
コロンは下記のような使い方があります。
- リストアップ
- 説明
- セリフの前
それぞれ、具体的に説明していきます。
リストアップ
リストアップというのは、何かを一覧にして羅列することです。
Kanto region: Tokyo, Kanagawa, Chiba, Saitama, Ibaraki, Tochigi, Gunma
このように、なにか条件に合うものを羅列するときに、コロンは使われます。
説明
何かを説明するときにも、コロンは使われます。
Tokyo: the capital of Japan
セリフの前
セリフの前にもコロンは使われます。
発言者: 発言の内容
という形で用いられます。
Bさん: 私は果物が好きです。
Mr. A: What’s your favorite food?
Mr. B: I like fruits.

コロンを用いた例文
(1) I need following things: pencils, an eraser, and a ruler.
コロンの後ろに名詞が3つ並んでいます。
なのでこのコロンは<リストアップ>の用法ですね。
コロンの前を訳すと、「私には以下のものが必要だ。」とあります。
その「以下のもの」というのが、pencils, an eraser, and a rulerということです。
「私には以下のものが必要です: 鉛筆、消しゴム、定規」
(2) He said: “I will study hard.”
これも難しくないですね。
コロンの後に”…”とセリフが来ているので、<セリフの前>用法です。
このように文の中に入ることもあります。
もちろん、この場合はコロンを取っても意味は変わりません。
「彼は言いました。「私は一生懸命に勉強します」と。」
(3) We have to do: study English.
これは<説明>用法の例文です。
We have to do「私たちがしなければならないこと」がstudy Eglish「英語を勉強する」ことだということですね。
「私たちがしなければならないこと: 英語の勉強」
セミコロン( ; )
今度はセミコロンについて勉強していきましょう。
セミコロン( ; )には、下記のような使い方があります。
The most common way to use a semicolon is to connect two independent clause.
「セミコロンの最も一般的な使い方は、2つの独立した節をつなぐことだ。」
cited from The Oatmeal
生徒
先生
生徒
先生
文にはピリオド( . )が必要なんだ。
I studied English and she studied math.
「私は英語を勉強して、彼女は数学を勉強した。」
これは1つの文だが、節は2つある。
節と文の違いがわかりました!
生徒
セミコロンは節と節をつなぎます。
例えば、
「彼が良い人だという人もいれば、そう言わない人もいる。」
この2つの節、つながりが強いですよね。
ピリオドを使うほど、意味が独立していません。
このような時に、セミコロンが使われます。
セミコロンの秘密
ちなみにセミコロン( ; )は、ピリオド( . )とカンマ( , )を縦に並べた形になっています。
つまり、セミコロンはピリオドとカンマを合わせたものということです。
Oxford Living Dictionaryにもこうあります。
The main task of the semicolon is to mark a break that is stronger than a comma but not as final as a full stop.
「セミコロンの主な仕事は、カンマよりも強いが完全な終了ではない小休止を置くことだ。」
cited from Oxford Living Dictionary
ピリオドを打つほどではないけど、カンマだと弱すぎる、という時に使われます。
セミコロンに慣れるために、例文をいくつか読んでいきましょう!
セミコロンを用いた例文
セミコロンの例文[su_expand more_text=”解説・解答を表示” less_text=”解説・解答を閉じる” height=”0″ class=”kakudai”]
(1) Spanish is spoken throughout South America; in Brazil the main language is Portuguese.
cited from Cambridge Dictionary
セミコロンの前は、「スペイン語は南アメリカ全体で話される」となっていて、セミコロンのあとは「ブラジルではポルトガル語が主な言語だ」となっています。
この2つは、「しかし」や「だが」などの逆説で結んであげると、うまく訳せます。
このように、セミコロンは逆説の意味を表すことができます。
また、順接(だから)や理由(なぜなら)の意味も洗わせたりします。
文脈によって訳し分けられるといいですね。
セミコロンの例文[su_expand more_text=”解説・解答を表示” less_text=”解説・解答を閉じる” height=”0″ class=”kakudai”]
(2) On a Harley motorcycle, my grandmother and her poodle have traveled to Anchorage, Alaska; San Francisco, California; and Tijuana, Mexico.
cited from The Writing Center
セミコロン、実はこんな使い方もあるんです。
例えば、
これは単純にABCDを並べただけですよね。
このようにすると、単純にABCDを並べるだけでなく、AとB・CとDのそれぞれのつながりを強く見せることができるんです。
今回の例文の場合、
- アンカレッジ
- アラスカ
- サンフランシスコ
- カリフォルニア
- ティフアナ
- メキシコ
とありますが、セミコロンがあるおかげで
- アラスカのアンカレッジ
- カリフォルニアのサンフランシスコ
- メキシコのティフアナ
と読めるのです。