先生
英語の過去形を理解するだけでなく、例文を読んで訳すことによってその知識を定着させることができます。
この記事をしっかり読んで、英語の過去形をマスターしましょう!
英語の過去形をマスターしましょう!
英語には現在形と過去形があります。
(未来形というのは実はないんですよ!)
そのなかでも、今回は過去形を勉強していきましょう。
英語の過去形には大きく分けると5つがあります!
- be動詞の過去形
- 一般動詞の過去形
- 過去進行形
- 過去完了形
- 助動詞の過去形
ここではこの5つを徹底的に解説していきます!

be動詞の過去形
学年 | 中2〜 |
---|---|
英検 | 4級〜 |
まずはbe動詞の過去形を勉強していきましょう。
be動詞の過去形はwas, wereを使います!
be動詞の過去形の表し方は、主語 + be動詞(was, were)というのが基本になってきます。
意味は「いた」「であった」の2つがあります。
例文を見ていきましょう!
「彼女は先生でした。」
wasとあるので、be動詞の過去形と気づきますね。
つまり、She is a teacher.の過去形です。
She is a teacher.は「彼女は先生です。」と訳すので、その過去形で「です」を「でした」にすればOKですね!
[/su_expand]「彼らはそのとき幸せだった」
wereでbe動詞の過去形に気づきます。
そして、at that timeは「その時」という意味で、過去を表す語句です。
at that time = then「その時」はセットで覚えましょう!
They are happy.は「彼らは幸せだ。」という意味で、その過去形なので「彼らは幸せだった。」とすれば完璧です!
[/su_expand]「その少年は自分の部屋にいた。」
まず、wasでbe動詞の過去形だと気づきます。
The boy is in his room.の過去形ですね。
この文は「sのの少年は自分の部屋にいる。」という意味なので、それを過去にして「いる」を「いた」にすればOKです!
※直訳すると「彼の部屋に」ですが、日本語として自然にするために「自分の部屋に」としています。
[/su_expand]一般動詞の過去形
学年 | 中2〜 |
---|---|
英検 | 4級〜 |
be動詞の次は一般動詞の過去形です!
一般動詞の過去形は、その一般動詞に-edをつけることで過去形にできます。
たとえば、I want iPad.という文なら、wantに-edをつけて、I wanted iPad.となるわけです。
注意すべきは、不規則動詞ですね。
単純に-edをつけただけでは過去形にできない一般動詞のことを不規則動詞といいます。
例えば、goという動詞。これを過去形にするとwentとなります。
いずれにしろ、動詞を過去形にすれば、一般動詞の過去形は完成です!
不規則動詞もちゃんと覚えなきゃなあ。。。
生徒
例文で練習していきましょう!
「私たちはテニスをしました。」
これはもちろん、一般動詞の過去形の文です。
もともとはWe play tennis.「私たちはテニスをします。」という文で、それを過去形にしたのがWe played tennis.です。
先生
生徒
先生
じゃあさっきの(1)の文を否定文にするとどうなるかな?
生徒
先生
一般動詞の過去形の疑問文、解説していこう!
一般動詞の過去形の疑問文はDidを最初に持ってくることで作れます。
なので、先ほどのWe played tennis.という文を疑問文にするときは、Did we play tennis?「私たちはテニスをしましたか。」となります。
ここでDidが過去形を表しているので、playedはplayに戻すことに注意しましょう。
現在形のときはDoを最初に置くけど、過去形のときがDidを文の最初に置くんだった!
生徒
「あなたは宿題をしましたか。」
Didから始まっているので一般動詞の過去形の疑問文だとすぐにわかりますね。
You did your homework.「あなたは宿題をした。」の疑問文です。
もちろん、yourをちゃんと訳して「あなたはあなたの宿題をしましたか。」としても正しいのですが、「あなたの」は省略した方が日本語として自然ですよね。
[/su_expand]先生
じゃあ否定文はどうなると思う?
We played tennis.を否定文にしてごらん。
We play tennis.は
We do not play tennis.みたいにdo notをいれたかた、
過去形の場合は、We did not play tennis.だ!
生徒
先生
否定文はdid not (=didn’t)を動詞の前に加えることで作れます。
We play tennis.ならWe didn’t play tennis.とすれば「私たちはテニスをしません。」という否定文になります。
「彼はそのレストランに行かなかった。」
まず、didn’tで一般動詞の過去形の否定文だと気づきます。
もとはHe went to the restaurant.「彼はそのレストランに行った。」ですね。
その否定文です。
過去進行形
学年 | 中2〜 |
---|---|
英検 | 4級〜 |
先生
生徒
先生
進行形はbe動詞 + 動詞のing形で表されるんだったね。
過去進行形はそのbe動詞を過去形にするんだ。
生徒
先生
過去進行形「〜していた」は進行形の過去バージョンです。
進行形はbe動詞 + 動詞のingで表されましたよね。
そのbe動詞の部分を過去形にすれば、過去進行形の出来上がりです。
例えば「私は英語を勉強していた。」という文を考えてみましょう!。
「〜していた」とあるので過去進行形だと気づきます。
なので、I was…となりますね。
「勉強していた」なのでstudyingを続けます。
I was studying English.が正解です。
「彼はその本を読んでいた。」
まず、was readingとあるので、過去進行形だとわかります。
「読んでいた」と訳せますね。
He is reading the book.「彼はその本を読んでいる。」と過去形ということです。
[/su_expand]「その少年たちは家の中を走っていましたか。」
Were the boys runningまで読んだところで過去進行形の疑問文に気づきます。
もともとはThe boys were running in the house.「その少年たちは家の中を走っていた。」という文です。
進行形もbe動詞の文と同じく、be動詞を文の先頭にもってくることで、疑問文にできます。
「彼はラジオを聴いていなかった。」
これは過去進行形の否定文です。
もとはShe was listening to the radio.「彼女はラジオを聴いていなかった。」という意味ですが、be動詞の後ろにnotが入っているので、否定文になっています。
進行形はbe動詞の後ろにnotを入れることで、否定文にできます。
過去完了形
学年 | 高1〜 |
---|---|
英検 | 準2級〜 |
先生
覚えてるかな?
あまり覚えてないです。。。
生徒
先生
生徒
先生
じゃあ過去完了は?
生徒
先生
過去完了はhad + 過去分詞で表されます。
意味は「(ずっと)〜していた」という意味になります。
説明を聞いてもちょっとわかりにくいと思いますので、例文を読んでみましょう!
「私はそのコンピュータをそれが昨日壊れるまでずっと使っていた。
まず、I had usedのところまでで過去完了の文だと気づきます。
「私はずっと使っていた。」ですね。
過去完了は<ある動作や状態が、過去のある時点までずっと続いていた>ことを表します。
ここでは「コンピュータを使っている」という状態が「それが昨日壊れた」時点までずっと続いていたことを表しています。
「ジョンはその車を10年間以上ずっと持っていた。」
had hadとhadが2回も続いていると不自然な気がしますが、これも過去完了です。
had + 過去分詞の過去分詞がhadになっているので「ずっと持っていた」と訳します。
for + 時間で「〜間」なのでfor 10 yearsで「10年間」となり、overは「以上」の意味で使われているので「10年間以上」と訳せます。
[/su_expand]「彼女は財布をなくしたので、お金をもっていなかった。」
She had no moneyまでは単純な過去形ですね。
「彼女はお金を持っていなかった」です。
because she had lost her walletは「彼女が財布をなくしたから」となります。
なぜここで過去完了が使われているのかというと・・・
過去完了には「大過去」という用法あります。
過去のもう一つ過去を「大過去」と言います。
つまり、過去よりもっと前を表す際にhad + 過去分詞を用いるのです。
I ask a question. (現在)
I asked a question. (過去)
I had asked a question. (大過去)
ここでは、お金を持っていなかった時点よりも、財布をなくした時点の方が前の時点ですよね。
なので、had + 過去分詞が使われています。
日本語には「大過去」という時制はないので、過去形と同じように訳せばOKです!
[/su_expand]助動詞の過去形
学年 | 中3〜 |
---|---|
英検 | 3級〜 |
先生
助動詞の過去形、例えば何があると思う?
生徒
先生
他にもいくつかあるから、みていこう!
助動詞の過去形がいくつかあるのでみてきましょう。
原型 | 過去形 |
can | could |
will | would |
may | might |
shall | should |
must | – |
mustを除いて助動詞には過去形があります。
それぞれ、例文を読みながら勉強していきましょう。
「彼女は英語をとても上手に話すことができた。」
まず、canは「出来る」という意味なのでその過去形couldは「出来た」という意味になります。
今回の例文もShe can speak English very well.の過去形ということです。
「彼は熱心に勉強するつもりだと言った。」
willの過去形wouldを使った例文です。
これはつまり、「”I will study hard.(熱心に勉強するよ)”と彼が言った」ということです。
その時は”will”と言っていますが、今となっては過去のことなので”would”が使われています。
「メアリーは彼と結婚するかもしれないと思った。」
mayの過去形はmightです。
これも先ほどの文と同じで、「”I may get married with him(彼と結婚するかもしれない)”と彼女は思った。」ということです。
時制を合わせるためにmayを過去形のmightにしているのです。
※shallの過去形shouldは、shallの過去形としてはほとんど使われないので、ここでは例文を割愛します。
最後に
英語の過去形を概観してきました。
わかりましたか?
ちょっとでも微妙なところがある場合には、このページを見返したりして復習しましょう!