ポイント→例→問題と、最小限の内容にしぼっているので、時間がないひとでも難なく学ぶことが可能です。
過去進行形と過去形の違いのポイント
今回は、過去進行形と過去形の違いについて、見ていきます!
過去進行形と過去形の違いを明確に理解して、英語を読んでいる人は少ないのではないでしょうか。
そんな人のために、過去進行形と過去形の違いをシンプルに説明していきたいと思います!
それでは、まずはポイントからいきましょう!
- 過去進行形は、ある動作が過去のある時点で、継続していたことを表す
- 過去形は単純に、過去のある時点である動作をした、ということを表します。
ちょっとイメージしにくいと思います。
下記の例文を読みながら、理解を深めていってください!
過去進行形と過去形の違いを、例文で理解する
例文 | 日本語訳 | |
---|---|---|
過去進行形 | (1)He was playing tennis. | 彼はテニスをしていた。 |
過去形 | (2)He played tennis. | 彼はテニスをした。 |
まずは、過去進行形から見ていきたいと思います。
(1) He was playing tennis.
この文はもちろん、過去進行形ですよね。
訳すと、「彼はテニスをしていた。」となります。
過去のある時点で、「テニスをする」という動作が続いていた、ということです。
ここに、ある語句を付け加えると、よりイメージしやすくなると思います。
(1′) He was playing tennis when I called him.
どうですか?
訳は「私が彼に電話したとき、彼はテニスをしていた。」となります。
「私」が彼に電話をしたときに、彼はちょうどテニスをしている真っ最中だったということですね。
こういう場合に、過去進行形は使われます。
では一方で、過去形はどんな場合に使われるのでしょうか。
(2) He played tennis.
これは、単純に、過去のある時点でテニスをしたということしか言っていません。
例えば、
(2′) He played tennis last month.
とすると、わかりやすいと思います。
訳すと「彼は先月テニスをした。」となります。
「彼は先月テニスをしていた。」っていうのは、日本語で考えても、違和感を感じますよね。
「ん、先月のいつ?」って聞きたくなります。
「彼は先月テニスをした。」
こういった場合に、過去形が使われるのです。
では、もう一つ、例文を見てみましょう。
例文 | 日本語訳 | |
---|---|---|
過去進行形 | (3)I was living in Tokyo in 2010. | 私は2010年は、東京に住んでいた。 |
過去形 | (4)I lived in Tokyo in 2010. | 私は2010年、東京に住んでいた。 |
さあ、いかがでしょうか。
この違いは理解できますか?
今回はまず、過去形の方の文から見ていきます。
これは、単純に彼が2010年に東京に住んでいたことだけを表します。
それだけです。
訳は、「私は2010年、東京に住んでいた。」となります。
※liveはそれ自体「住んでいる」と訳すので、livedという普通の過去形でも、「住んでいた」と訳します。でも過去進行形じゃないよ!
一方で、過去進行形の方は、「(いつもは東京にいないんだけど)2010年はちょうど東京に住んでいたんだよ。」というような意味になります。
普段と対比して、そのときは、というイメージです。
過去進行形と過去形の違い: 練習問題
それでは、過去進行形と過去形の英文を2セット用意したので、それぞれの違いを考えながら、訳してみてください!
それぞれの例文の下のボタンをタップすると答えが確認できるので、活用してください!
(1) She ate Japanese food yesterday.
(2) She was eating Japanese food When I saw her.
(3) He was smart.
(4) He was being smart.
※「(実際は賢くないけどそのときは)賢くふるまっていた」という意味です!
最後に
過去進行形と過去形、いかがでしたか?理解できましたか?
よくわからないことがあれば、下記に質問フォームも用意しているので、活用してみてください!