まずは過去進行形の解説を読み(Input)、そのあとに英語の例文を日本語に訳してもらい(Output)、最後にクイズで知識を最終確認します(Check)。
Input → Output → Checkと進んでいきます。
過去進行形とは
現在進行形ってどう訳したか覚えてる?
じゃあ過去進行形は?
今回は過去進行形を勉強していきましょう。
いまの先生と生徒の会話にもあったように、過去進行形は「〜していた」と訳します。
例えば、
という文は「〜していた」が含まれているので、過去進行形だとわかります。
過去進行形の表し方
それでは、その過去進行形は英語でどう表されるのでしょうか。
先ほどの例文を英語に訳すとこうなります。
「私はそのとき勉強していた。」
studyがwas studyingになっています。
ここで現在進行形を思い出してみましょう。
現在進行形はbe動詞 + 過去分詞でしたよね。
過去進行形では、そのbe動詞の部分が過去形になります。
なので具体的には、was/were + 動詞のing形になるということです。
過去進行形の意味
そんな過去進行形ですが、3つの意味があります。
いずれも、現在進行形を過去形にしただけです。
〜していた
現在進行形には「〜している」という意味がありましたよね。
なので過去進行形には「〜していた」という意味があります。
過去進行形の基本的な用法です。
例えば、
「彼はギターを弾いていた。」
のように使われます。
現在進行形の「〜している」がそのまま過去にずれたイメージです。
〜してばかりいた
現在進行形にはもう一つ、「いつも〜してばかりいる」という意味がありましたよね。
過去進行形だと「いつも〜してばかりいた」となります。
例えば、
「彼らはタバコをすってばかりいた。」
このように、alwaysなどの「いつも」を表す語句がよく使われます。
また、「いつも〜ばかりしていた」というのは、非難の意味も伴います。
「いつも〜ばっかりして、まったく・・・」というようなイメージです。
〜する予定だった
また、現在進行形には「〜する予定だ」という意味もありましたよね。
なので過去進行形にも、「〜する予定だった」の用法があります。
例えば、
「私はそのパーティに来る予定だった。」
というように使われます。
例文を読んで知識を定着させる
過去進行形についてはちゃんと理解できましたか?
それでは、過去進行形の例文をいくつか読んで、知識を定着させていきましょう!
肯定文
まずは肯定文から始めていきましょう。
3つの例文を用意しているので、それぞれを日本語に訳してみましょう。
He was reading a book then.
まず、He was readingまでで過去進行形だとわかりますね。
「彼は読んでいた」と訳します。
あとにはa bookが続いているので、「本を読んでいた」ということですね。
「彼はそのとき本を読んでいた。」
When I came home, my brother was watching TV.
まずWhen I came homeまでで「私が家に帰ったとき」という意味ですね。
my brother was watchingまでで過去進行形に気づきます。
「私の弟は見ていた」と訳せますね。
「私が家に帰ったとき、私の弟はテレビを見ていた。」
You were always playing video games in your childhood.
まず、You were always playingまでで過去進行形だとわかりますね。
しかもalwaysが入っているので、「いつも〜してばかりいた」の用法です。
video gamesというのは「テレビゲーム」のことです。
play video gamesで「テレビゲームをする」という意味になります。
in your childhoodで「あなたの子ども時代」という意味です。
ぜひ覚えておきましょう!
「子供のとき、君はテレビゲームばかりしていたよね。」
否定文
次は否定文です。
過去進行形の否定文は、現在進行形の否定文と同じく、be動詞の後ろにnotを入れることで作れます。
画像
例えば、
I was not studying at that time. (否定文)
のように変化します。
それでは例文を読んでいきましょう!
She was not speaking English.
まず、She was not speakingまでで過去進行形の否定文に気づきます。
「彼女は話していなかった」ですね。
speak Englishで「英語を話す」です。
「彼女は英語を話していなかった。」
Our teacher got angry. because we were not studying.
まず、Our teacher got angryですが、get + 形容詞で「〜になる」なのでgot angryで「怒った」となります。
get fine「元気になる」
get happy「幸せになる」
get hungry「お腹が空く」
get sick「病気になる」 etc.
because以下ですが、we were not studyingが過去進行形の否定文ですね。
「私たちは勉強していなかった」です。
「僕たちが勉強していなかったから、先生は怒った。」
I was not doing anything.
まず、I was not doingまでは大丈夫ですよね。
「私はしていなかった」です。
後にanythingが続いていますが、これはここでは「何も」と訳します。
notの後ろにあるanyは「何も」とか「全く」というように訳されるので、ぜひ覚えておきましょう!
「私は何もしていなかった。」
疑問文
最後に疑問文を勉強していきましょう。
現在進行形と同じで、過去進行形の疑問文はbe動詞を主語の前に移動させることで作れます。
例えば、
Was he studying at that time? (疑問文)
というように疑問文は作られます。
画像
それでは、いくつか例文を読んで、知識を定着させていきましょう!
Was he sleeping when I called him?
まずWas he sleepingまでで過去進行形の疑問文に気づきますね。
He was sleepingのwasがheの前に移動してきた形です。
なので「彼は寝ていたのですか?」という意味ですね。
when I called himはそのまま「私が彼に電話したとき」と訳してあげればOKです!
「僕が彼に電話したとき、彼は寝てた?」
Where were you waiting?
まずWhereがあるので、「どこ?」と場所を聞いていますよね。
were you waitingは過去進行形の疑問文ですね。
「あなたは待っていたの?」です。
「君はどこで待っていたの?」
While I was talking on the phone, what was he doing?
まず前半のWhile I was talking on the phoneですが、whileは「〜間」です。
なので「私が話している間」と訳し始めます。
on the phoneはそのまま「電話で」です。
後半は過去進行形の疑問文です。
whatがあるので「何?」ですね
was he doingで「彼はしていたの?」なので、
what was he doing?で「彼は何をしていたの?」と訳します。
「私が電話で話していた間、彼は何をしていたの?」
クイズに答えて最終確認!
最後にクイズに答えて、知識の最終確認をしましょう!