感情動詞について!現在分詞と過去分詞の使い分けを徹底解説!

感情動詞とは?
感情動詞とは、感情や心情を表す動詞のことです。
例えば以下のようなものがあります。
これらは感情動詞とよばれ、どれも「〜させる」という意味を持ちます。
感情動詞の使い方
The movie moved me.
その映画は私を感動させた。
上記のように使われます。
感情動詞の分詞の用法
感情動詞には、分詞 を使った表現もあります。
現在分詞の感情動詞
まずは現在分詞の例文を見ていきましょう。
分詞を使った感情動詞(現在分詞)
an interesting book
興味深い本
interestは「興味を持たせる」という意味を持つ感情動詞でしたね。 それが現在分詞になって、名詞bookを修飾しています。 「興味をもたせるような本」→「興味深い本」というような意味になるわけです。
過去分詞の感情動詞
次に、過去分詞の例文を見ていきましょう。
分詞を使った感情動詞(過去分詞)
a satisfied customer
満足した顧客
satisfyは「満足させる」という意味を持つ感情動詞でしたね。 それが過去分詞になって、名詞customerを修飾しています。 過去分詞は「〜される」という意味なので、「満足させられた顧客」→「満足した顧客」というような意味になるわけです。
感情動詞の現在分詞と過去分詞の使い分け
感情動詞の現在分詞と過去分詞の使い分けについて理解していきましょう。 こちらの問題を見てみてください。
以下のどちらが正しいか考えてみてください。
以下の選択肢で正しい方を選んでください。
- The (surprising / surprised) news made me happy.
- The (surprising / surprised) boy dropped his book.
- The (exciting / excited) man told me a story.
- The (exciting / excited) game was fun.
これを見分けるための簡単な方法は、説明される名詞がその感情を与えるものか、与えられるものか を考えることです。
例えば、1の問題は修飾される newsは驚かされるものでなく、驚かすもの なので、surprising が正解です。
The surprising news made me happy.
その驚くべきニュースが私を幸せにしました。
他の問題も見てみましょう。
The surprised boy dropped his book.
その驚いた少年は本を落とした。
修飾されるboyはここでは驚かせるものでなく、驚かされるものなので、surprised が正解です。
The excited man told me a story.
そのわくわくした男性は私に話をしました。
修飾されるmanはここでは興奮させるものでなく、興奮させられるものなので、excited が正解です。
The exciting game was fun.
そのわくわくするゲームは楽しかった。
修飾されるgameはここでは興奮させられるものでなく、興奮させるものなので、exciting が正解です。
鈴木洋一朗 / Yoichiro Suzuki
大学では言語学(生成文法理論)を学び、学習塾や予備校で10年間英語教育に従事。その後、IT企業でマーケティング、プロダクト開発などを担当。2016年に当サイトを開設。